企業や個人の移住・移転支援する『おためしナガノ』

6月22日から長野県による個人や企業を対象とした移住支援・移転支援の一環として『おためしナガノ』の募集が始まったそうです。

公式サイトより

おためしナガノとは?

私自身いままで知らなかったのですが、すでに6期目を迎えているそうで、長野県を「おためし」で利用してみたいIT関連事業の個人・法人を募集しているそうです。

募集は12組程度(1組3名まで)で決まった方は2020年10月上旬~2021年2月末まで利用できるとのこと。
条件は細かくありますが、いずれにしても本気で移住・移転を考えている人向けの支援と言えます。

企業の誘致、移転支援の意味合いが強いようには感じますが、個人事業主やフリーランスでインターネットさえあれば仕事ができる人にとっては移住支援となりそうです。

内容を見てみると、必ずしも常駐する必要は無く東京都の行き来をして二拠点として利用するのもOKだそうです。

個人でもそうですが、企業であればより突然の移転は難しいものです。従業員がいれば同意を得る必要がありますし、住まいも確保しなければいけません。

企業・仕事ニーズの高まり

一方、前回の記事で書いたように東京一極集中やコロナ禍におけるソーシャルディスタンスを守るといった意味で企業そのものが東京オフィスに縛られず、地方でのびのびと仕事をするニーズは高まっているでしょう。

実際に新型コロナウイルスが発生する以前から地方へ拠点を移して成功している企業もあります。特に今回の対象となっているIT関連企業であれば場所に捉われず、むしろ自然の中で自由に仕事をした方が生産性が上がったりクリエイティブな発想が生まれやすいといった事例もあります。

『おためしナガノ』自体はすでに6期目を迎えているので個人的にはだいぶ前から移住に力を入れているんだなと感心するばかりですが、他の地方自治体も今後こうした支援策は積極的になっていくのではないでしょうか。

私自身も小規模ですが会社経営しながら仕事をしています。私は個人色が強いですが、企業そのものが地方に移転し、経営者や従業員も地方へ移住し、更に移住した地域で新しい雇用が生み出せれば地方の活性化に繋がります。

私も将来的には自分自身の人生や生き方だけでなく、会社として小さいながらも地域に貢献できる活動ができればと考えていますので、こうした企業に対する支援は今後益々ニーズも高まってくるように感じます。

佐久市の対象エリア

長野県の主要地域から希望を選択できるようですが、佐久市はオフィスが「ワークテラス佐久」で住居支援は民間アパートの紹介になるそうです。

ワークテラス佐久はSNSでよく見かけるのですが、残念ながらまだ行ったことがありません。
今度佐久に立ち寄る時はぜひ覗いてみたいと思っています!

二拠点という考え方

私は『おためしナガノ』の支援策は大変素晴らしい移住支援対策だと考えています。

引越し代や交通費などの資金援助や人間関係などの関係構築サポートは移住希望者にとってありがたい限りです。

中でも私が良い考え方だなと感じたのは「本来の事業地を行き来して二拠点で生活するもよし」という点です。

仕事にせよ生活せよ、まずはどこか拠点を作って週末だけそこで生活したり、定期的に移動して仕事をしたり、そういった「いきなり移住しない」というワンクッションを入れることでだいぶ移住のハードルは下がるでしょう。

もちろん追加で拠点を持つということは家賃や交通費など別途費用が発生するのは間違いありません。
とはいえ家賃は都心に比べればはるかに安いです。
自分の意志で移住するための準備をするわけですから交通費やその他の費用に関しても「必要経費」と言えますし、そのためにより一層仕事に精進する、お金を稼ぐという考え方ができると思います。

つまりモチベーションになるということですね。

私自身は『おためしナガノ』に申し込みをする予定はありませんが、二拠点での仕事(あるいは生活)という発想をいただいたことはありがたいですし、それをモチベーションにまた仕事も頑張っていきたいなと思いました!

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