佐久でローカルシフトを考えるワーケーション合宿に参加した総括

約1ヶ月ぶりの更新となりますが、先週土曜日の10月24~27日まで佐久を訪問してきました!

最大の目的は以前記事でも書いた『コロナ禍の今こそ”ローカルシフト”!~8割東京、2割地域の生き方を考えるワーケーション合宿』に参加するためでした。

まず結論から申し上げますと、言葉では表現しがたいくらい充実した内容で大満足でした!

お金で換算するのもアレですが、参加費33,900円(交通費は実費)以上の価値があり、確実に「回収できた!」と言える内容。
決して安い参加費ではないかもしれませんが、2泊3日で様々なおもてなしをして頂いたことを踏まえると率直に良心的な料金設定だったと思います。

詳しい内容はこれから少しずつ整理しながらアウトプットしていきたいと思いますので、今回は大まかな振り返りと実際にワークショップの中で自分が出した「まとめ」を総括してアウトプットしたいと思います。

合宿前日:久々の訪問

『コロナ禍の今こそ”ローカルシフト”!~8割東京、2割地域の生き方を考えるワーケーション合宿』(以下、「ワーケーション合宿」)は10月25日(日)からスタートでしたが、せっかくなので前日入りして望月を訪問しました。

毎年夏季休暇と年末年始休暇を使って訪れている望月馬事公苑さん。

今年は新型コロナウイルスの影響と、妻が出産間近だったため夏に訪れることができなかったので久々の訪問となりました。

新型コロナウイルスの影響など色々とお話しできましたが、皆さんお変わりなくて安心しました。

ちなみにこの秋シーズンに来たことが無かったので気が付きませんでしたが、望月馬事公苑の奥にある「ジリの木広場」には日本庭園があり、そこの紅葉が絶景でした。

翌日から始まるワーケーション合宿の集合場所が佐久平駅だったので、望月馬事公苑を後にして駅方面へ戻り、レンタカーを返却してホテルへ。
前回の記事でも書きましたがGoToトラベルキャンペーンでいつもよりお安く泊まれたので良かったです。

ただ、その影響もあってか思っていた以上に宿泊客で館内は賑わっていたような印象を受けました。

合宿1日目:緊張と緩和

夜が明けて10月25日。

本当に偶然ですが、実はこの日が31歳の誕生日でした(笑)
30代になって2年目、新たな人生の始まりを家族と過ごすことはできませんでしたが、逆に言うと新たな生活のために一歩踏み出したワンアクションになったことをしみじみと感じました

それはさておき、早速チェックアウトして佐久平駅へ。

今回のワーケーション合宿を主催してくださったSAKU SAKU SAKKの方々が迎えに来てくださっており、参加者も続々と集合。

流石に初日ということで緊張感が漂う中、ご用意いただいた車で望月高原牧場へ移動。
車中で少しずつ会話が始まって緊張が緩和されつつも、まだ全体としてどんな方々が参加しているのか分からない緊張感も残っている、そんな状態でした。

自己紹介

望月高原牧場に到着すると、広大な自然と運営の皆さんが準備してくださったテントを見てテンションが上がりました!

この場所自体は学生時代から知っており、社会人になってからも牧草を回収する作業をお手伝いさせて頂いていたこともある馴染みの場所です。
しかし、知っている場所でも秋のこの時期に訪れたことは無かったため、新しい景色を見て心が洗われた気分になりました。

会場の設営が完全には終わっていなかったため、早速私たち参加者も含めてお手伝いして設営完了。

最初の簡単な交流として皆でランチを食べ、その後は運営の方々と参加者、全員が自己紹介。

いよいよワーケーション合宿スタートという感じになりました!

地元プレイヤーの講演

ここでのセッションは地元プレイヤーによる講演。
背景に絶景の浅間山を見ながらの贅沢な講演で、ご自身で事業(ビジネス)や仕事をしている4名の方にお越しいただきました。

佐久市に移住した理由や現在の取り組み(仕事)についてお話しを伺うことができ、本当に皆さん様々な背景やきっかけ、言うなればストーリーがあることを強く感じる時間でした。

下山~佐久の地域巡り

地元プレイヤーの皆さんのお話しを聞いたあと、望月高原牧場から下山して地域巡りをする時間となりました。

人数とスケジュールの関係で2グループに分かれ、私は道の駅 ほっとぱーく浅科うちやまコミュニティ農園の2か所を見学させて頂きました。

柏屋旅館・懇親会

2か所目の「うちやまコミュニティ農園」を出発する頃には辺りが暗くなっており、宿泊先の柏屋旅館へ。


※写真は翌朝撮影

柏屋旅館は長野県佐久市中込商店街にある元老舗旅館をリノベーションしてシェアハウス兼ゲストハウスとして運営されている宿泊施設とのことでした。
外観や内装もまさに「古き良き旅館」という感じで風情があり、そちらの大広間で懇親会を開催。

懇親会では昼間の地元プレイヤー講演でお話しいただいた方々や地域で活躍する方が参加くださり大宴会に発展(笑)
運営者・参加者という垣根を越えて打ち解けることができ、朝の緊張は完全に無くなりました。

合宿2日目:都会と自然

合宿2日目も晴天に恵まれ、気持ちの良い日差しの明るさで起床できました。

中込周辺散策・朝食

朝食の前に集合して柏屋旅館がある中込や中込商店街周辺を散策
柏屋旅館を運営する代表の方に案内いただき、ゆっくりと街並みや街の様子を見ることができました。

朝食は中込商店街の一角にお店を構える明正堂喫茶さんへ。

こちらもまさに「古き良き純喫茶」といった感じの風情があり、運営しているご夫婦も素敵な雰囲気で癒されました。

私は普段、朝食は滅多に食べないので久しぶりに健康的な朝を迎えることができました。

ワークテラス佐久

朝食を済ませて旅館に戻り、佐久市のコワーキングスペース・ワークテラス佐久へ。

ワークテラス佐久は今回のワーケーション合宿を企画・案内してくださっているSAKU SAKU SAKKさんの拠点でもあるそうです。

私も以前から気になっていて見学してみたいなと思っていたので、今回のワーケーション合宿でスケジュールに組み込まれていたのは良かったです。
館内は、まるで東京にいるかのような清潔感があり、なおかつ地方らしい広さがある使いやすそうな施設だなと感じました。

この時間は単なる施設見学だけではなく、会議室にてワークショップを実施
2グループに分かれて過去の自分を振り返り、その振り返りに対して今後の目標を他人に決めてもらう「タニモク」というフレームワークを使ってワークをしました。

今回のワーケーション合宿では様々なプログラムをご用意いただきましたが、個人的にはこのワークの時間が最も良かったと感じました。
ここで自分自身の過去を振り返り、今後やるべきこと、行動指針を第三者に指摘してもらうというユニークな内容。
とても具体的なアウトプットをいただくことができ、これからどうしていくべきかを考えるきっかけになりました。

ワークショップの合間でランチとなりましたが、ここでは「まるカフェ」というカフェを運営されている方がお弁当を配達してくださり、お話しを伺うこともできました。

今回のお弁当で使用されている野菜の一部は私も知っている農家さんから仕入れたものが使用されているというお話しを聞き、とても親近感がわきました!

アペリティフ

ワークショップを終えると再び望月高原牧場へ移動。

現地には39bar(サクバル)のメンバーが来てくださっており、お酒とおつまみを楽しむアペリティフをしました。

この時も天候に恵まれ、望月高原牧場から見渡す絶景とワイングラスを片手に超が付くほど贅沢な時間を堪能できました!

39bar(サクバル)さんおもてなしの懇親会

39bar(サクバル)とは佐久の地元の料理人や職人さんが集まり、佐久地域の食の魅力を伝えるために料理や空間を創る活動をしているグループ。
実は39bar(サクバル)メンバーのお一人は私が以前から知っている方もいらっしゃるのですが、今回お会いすることは出来ませんでした。

それはさておき、アペリティフからの流れで料理を振舞っていただき懇親会へと流れていきました。
陽が落ちて冷え込んできましたが、絶品の料理と地元の美味しいお酒を堪能。

中でも個人的に好きな鹿肉を出していただき、久しぶりに食べる鹿肉に大満足でした!

懇親会が終わると下山。この日の宿泊先であるもちづき荘へ。
もちづき荘は学生時代の合宿で大変お世話になり、卒業後も望月馬事公苑さんを訪れるときにはよく泊っている国民宿舎です。

まさか人生で全く異なる趣旨の「合宿」で同じもちづき荘に宿泊する日が来るとは夢にも思いませんでした(笑)

合宿3日目:整理と感謝

いよいよ最終日。
慣れ親しんだ「もちづき荘」で朝食をいただき、ロビーに集合して再び望月高原牧場へ。

大自然の中で思考

この日は朝から霧がかかっていましたが、高原牧場まで上がると雲の上。
まさしく雲海が広がる絶景が待っていて、3日間でそれぞれに異なる景色に毎日感動がありました。

最終日ということでこれまでのプログラムを振り返り、あえて一人になって思考する時間を設けて頂きました。
広大な高原牧場の中で、それぞれが思い思いに好きな場所を選んで熟考。
ここまで立て続けに様々な方と交流できた反面、ゆっくりと考える時間が無かったので貴重な時間となりました。

広大な景色を眺めながら今回のプログラムや、それ以前から考えていた自分自身の頭を整理していきました。

振り返りと最後のランチ~解散

最後は再び輪になって集まり、自由な対話セッションとなりました。

私は新型コロナウイルスの影響で地方移住が進むのか、それともそこまで変わらないのか、といったテーマを投げさせていただきました。
(この辺りについてはまた別の記事でアウトプットします。)

他の参加者さんたちからもテーマが投げられ、あっという間の1時間。

最後のランチをいただき、食後に締めの挨拶、記念撮影をしてワーケーション合宿終了となりました!

佐久への移住を決断

ここからは簡単に私の話をしていきます。

以前からこのブログでも書いてきましたが、「いつかは佐久市に移住したい」という想いを抱いてきました。

私自身、仕事に関しては26歳で独立、28歳で法人を起業するなど失敗を恐れずチャレンジし続けてきました。
もちろん、現在もチャレンジをし続けながら失敗や変化を恐れず新しいことをし続けています。

しかし移住に関しては簡単に言えば「ビビッて」いて、動くに動けない自分がいました
特に今年は新型コロナウイルスの発生で移動そのものが規制され、更に出産を予定していたこともあって移住どころではない状況でした。

そこから少し落ち着いて、徐々に移動規制が緩和され始めた頃に今回のワーケーション合宿を見つけました。

偶然ではありますが初日が誕生日だったことや、佐久市の中でも慣れ親しんだ望月エリアの望月高原牧場を中心としたプログラムであることに何かの縁を感じて参加を決意。

結果として本当に多くの方々にお会いすることができ、実際にお話しをしたり、移住した理由やきっかけを聞いたり、そして五感を感じる素晴らしい時間となりました。

ここで私が出した答えは1つ、佐久へ移住しようと決断したことです。

具体的な計画フェーズへ

もちろん今すぐには難しいですが、今までぼんやりだった移住計画をより具体的に計画するフェーズへ移行することにしました。

と言ってもまだ何も出来ていませんが、これから徐々に具体的な計画を詰めていきます。

正直なところ今回のワーケーション合宿に参加するまで、どのエリアで生活をしようか、仕事をしようか迷っていました

今もまだ決まったわけではありませんが、ワーケーション合宿を通じて佐久市内を東西に横断して地域を知ることができたこと。そして前から気になっていたコワーキングスペース『ワークテラス佐久』を見学できたことなどを通じて、だいぶと具体的になりました。

そういった意味で具体的な選択肢を決めることができたのが最大の収穫です。
そこから仕事と生活のバランスを考慮しながら最終的な場所と時期を決めていきたいと思います。

今回のワーケーション合宿は本当に充実した内容だったので、実際に体験した内容や自分自身で考えたことはそれぞれテーマごとに分けながら記事にしていきたいと思います。

とはいえ、まずは全体の流れや「移住を決めたこと」をアウトプットしたくて記事にしました。

自分で言うのも変ですが、ようやくこのブログも本格的に活用できそうな方向性になったことを嬉しく思います。

今回は佐久市の話になりましたが、ぜひ他の地域への移住を検討されている方にとっても何かのきっかけになれば幸いです。

また今後も情報発信をしていきます。

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