2泊3日の『佐久でローカルシフトを考えるワーケーション合宿』もあっという間に最終日。
正直なところ参加前のイメージではもう少し物足りなさを感じるかも?と思っていたのが恥ずかしいくらいの充実です。
3日目の朝は個人的に慣れ親しんでいる「もちづき荘」で朝食をいただき、ロビーに集合して再び望月高原牧場へと移動しました。
目次
もちづき荘~望月高原牧場
3日目ともなれば私もそうですが、参加者の皆さんもだいぶと佐久に馴染んできた様子でリラックスムード。
私だけでなく他の皆さんも真剣に地方移住を検討されている方々ですので、会話の内容も徐々に具体的な話へと変わっていく方もいらっしゃいました。
自分自身と向き合う思考時間
ワーケーション合宿で唯一、3日間すべての工程において訪れたのが望月高原牧場。
最終日は朝から霧がかかっていましたが、高原まで上がると雲の上。
雲海が広がる絶景が待っていて、3日間でそれぞれに異なる景色に毎日感動がありました。
そんな絶景を目の前にしながら、最終日ということもあって自分自身の気持ちや頭を整理する時間を設けて頂きました。
私自身も改めて「なぜ移住したいのか?」「なぜ佐久がいいのか?」「佐久で何がしたいのか?」「どんな暮らしや仕事がしたいのか?」といった、まさしくこれまでの人生とこれからの人生を俯瞰的に思考する時間となりました。
1日目は佐久在住の地域の方々の話を聞いたり実際に地域の現場を見ました。
2日目は自分の過去をアウトプットして第三者目線でアドバイスをもらいました。
そして3日目、これはまさに自分自身と向き合って「決める時間」だと感じました。
フリートークセッション
最後は再び輪になって集まり、フリートークセッションとなりました。
ここではどんな話題について参加者同士がトークするかも自由。
そこで私からは「新型コロナウイルスの影響で地方移住が進むのか、それともそこまで変わらないのか」というテーマを投げさせていただきました。
私自身が感じていたのは「動く人は新型コロナウイルスに関係なく動くし、動かない人は動かない」ということ。
確かに世の中的には新型コロナウイルスによって価値観や考え方が変わり、そのアクションの1つとして地方移住が増えたということが言われています。
実際に東京からの転出者が増加しており、佐久市のように移住に対して積極的な取り組みをしている自治体は人気を集めているそうです。
いわば地方移住が一種のブームのような現象になりつつあるのかもしれません。
とはいえ、実態として地方移住がブームや流行りのようなことにはなり得ないのかなと考えています。
私自身、まだ移住したわけではないので偉そうなことは言えませんが、そんなに甘い、生易しいものでもない気がするからです。
それより、私もそうですし今回参加した皆さんもそうですが、新型コロナウイルス以前から地方移住について検討し始めており、新型コロナがきっかけとなって今回の合宿に参加する動機になったという方もいらっしゃいました。
そういった意味で私が投げかけたテーマに関しては概ね皆さんのご意見も近いものがあったので、感覚的に大きなズレは無かったのかなと少し安心しました。
その他にも地域の魅力が移住することで「慣れ」に変わってしまう懸念があるのでは?というテーマもありました。
様々な角度からリアルなテーマについて対話することができたのも本当に貴重な時間でした。
限られた時間ではありますが受動的ではなく能動的に参加できたのはありがたい限りです。
ランチ~締めの挨拶~解散
あっという間にトークセッションも終了。
最後の食事でランチのお弁当をいただき、締めの挨拶となりました。
私自身もこの3日間で多くの事を知り、体験し、考え、アウトプットまですることができました。
参加した皆さんも心境の変化や今後の具体的な計画まで発表された方もいらっしゃいます。
また何より主催してくださった皆さんも充実した内容だったとお話しされており、双方にとって有意義な合宿になったと強く感じました。
今回はまだまだ参加者、言い替えれば「お客さん」的な要素が多くなってしまいましたが、これからいかに佐久に貢献できるかを考えるいいきっかけにもなりました。
最後は望月高原牧場で記念撮影を行なって解散。
それぞれ帰りの都合に合わせてグループに分かれ、私は望月高原牧場を下りてすぐのところで降ろしていただきました。
3日目の振り返り
まずもって最初にじっくりと考える時間を頂けたのが大きかったです。
2日間で感じたことや、それ以前から考えていたこと、そして新たに湧いてきた感情などを整理して具体的なアクションプランをノートに落とし込んでいきました。
また一般的なセミナーや対話と違ってテーマを決めずにフリーで対話する時間があったのも良かったです。
これはまさに、似たような価値観や地方移住に関心があるという共通のテーマを持っている人たちが3日間という時間を共にしたからこそできた時間だと感じました。
私自身もしっかりと気持ちや頭の整理をすることができ、具体的な部分まで落とし込めたのが最大の収穫となりました。
改めてになりますが、本当に今回のワーケーション合宿を破格の費用で企画・実施いただいた皆さん、そして各セッションごとに参加いただいた地域の方々には感謝しかありません。
そしていつの日か、私自身も今度は佐久在住の地域プレイヤーとして移住検討者、移住希望者の方々へ何かをお伝えできる立場になれればいいなと考えました。
大人になると「合宿」なんてことをする機会も滅多に無いものです。
私は体育会系の部活だったので合宿自体には何の抵抗もありませんが、やはり合宿ならではの良さがあったと思います。
佐久の自然、景色、気候、人、仕事、暮らし。
多くの事を感じてアウトプットできた3日間でした。